2019/06/09
このスピーカーで商業音楽と自作曲を聴き比べるのは危険です(褒め言葉)
wararyoです。
クラウドファンディングで出資していたスピーカーが製品化されて、今日、届きました。
早速使ってみた感想を一言で言うと、
万人ウケはしないもののすごい可能性を秘めた製品
です。
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開封
同梱されているのは、
本体、保証書と説明書、なんかVideoMarketのクーポン、
microUSBケーブル、アナログ入力変換ケーブル(クラウドファンディングモデルにのみ同梱)、
本体に操作説明を記載できるシール、それからレザーケースです。
あれ、レザーケースって2台以上購入した人のみの特典じゃなかったっけ。それはハードケースでした
(追記: 一般販売モデルにもアナログ入力機能が付くことになったそうです!)
ポータブルスピーカーの中では少々大きめです。横幅がSwitchと同じくらい。
横から見ると台形になっています。こだわりを感じますね。
いい感じの低音を出すコツ
さて、初めての音出し。
…あれ?予想よりカスッカスな音なんだけど…
そう焦ったのもつかの間、しばらく使ううちにいい感じの音を出すコツがわかりました。
低音/高音ブースト機能を使う
これは予想ですが、初期設定では人の声が聞きやすいようにチューニングされています。
映画やYoutubeより音楽を楽しみたいという方は、
低音をブーストしてこのスピーカー本来のポテンシャルを解放してあげましょう。
ブーストの方法は同梱の説明書にも書いてありますが、左のノブを押して左から3,4番目のLEDを点灯です。
左から3番目が低音、4番目が高音ブーストですね。
ブーストは0(無効)から3までの計4段階ですが、
僕の好みは低音ブースト2, 高音ブースト1です。
ホントは高音0.6くらいにしたい。
しっかりした場所に置く
このスピーカーでふくよかな低音を楽しむためには、置き場所が重要です。
しっかりした平らな場所に置いてください。ダンボールの上とかだと微妙なカンジになります。
あんまり近くで聴かない
このスピーカーは近くで聞きすぎると却ってバランスが崩れるようです。
平置きにして、80cm以上の距離を置いてスピーカーに対して斜めに聴くのがいいです。
正直、テキトーに置いていい音が出るのは圧倒的にJBL Pebblesですね…
60Hzが聴こえる
以上のように設定すると、BOSE SoundLinkなどのブースト感のある低音ではなく、ホントに余裕のある低音が楽しめます。このサイズで。
本当に低音が出るので、机が振動します。下手するとお尻が振動します。
音量によっては下の階に低音が響いてないか心配しなきゃいけません。このサイズで。
何より驚きなのが、60Hzが聴こえるということです。サイン波による低音が心地よく響きます。
ただし、150Hzちょい下くらいがあんまり聴こえないような気もします。気のせいかな。
まあパッシブラジエーターを用いたスピーカーである以上仕方ないです。
機動性は高い
いろんな機器を接続できるので、ちゃんとした土台があればどこでもいい音を楽しめます。
Androidスマホは最近のであればだいたい繋がりそうですね。AppleMusicも動作確認。
音ゲーをプレイすると最高です。
Nintendo Switchも繋がります。こちらも音ゲーが最高。
本体イヤホンジャック経由と比べて0.1秒程度レイテンシがあります。Switch本体側のUSBドライバがバッファを多めにとってるのでしょうね。これは仕方ないです。
自作曲を聴いてみた
自分の曲も聴いてみました。個人アルバム売ってます(宣伝)
すると…
あれ?あんまり音の迫力を感じない…
さっきまで満足な音を出してたスピーカーなのに…
いつも使ってるスピーカーとイヤホンで満足な音だったのに…
僕の曲のミックスがまだまだプロの方々には及ばないものであることが、
まさかOVOによって示されてしまいました…
イヤホンで聴くのと同等の迫力を感じられる自作曲もあるところが妙にリアルでした。
前述した「150Hzちょい上くらいがあんまり聴こえない」気がすることと何か関連があるのかもしれません。
ともあれ、OVOで聴いて迫力を感じられるかどうかは、低音の処理がちゃんとできてるかを確認する一つの指標として十分使えると感じました。
これからは自分の曲を確認するときには、いつものスピーカーとイヤホンに加えてOVOでも聴くようにしたいですね。
この記事もOVOで曲を聴きながら書いてるんですが本当にいいです。
難点をあげるとすれば、テキトーに扱うとあまりいい音が得られないところと、価格が安くないところでしょうか。
僕はUSBスピーカーでコスパ最強なのはJBL Pebblesだと思っています。
Pebblesはテキトーに置いても(一般人が)良い(と感じる)音がなるんですよね。それで6,000円。
OVOの価格は19,800円を予定しているとのことですから、決して安くはないです。
(僕はクラウドファンディングなので1万円で買いました。)
OVOが適しているのは、
「お金は惜しまないので、ちゃんとした音をコンパクトに手に入れたい」という人だと思います。
果たしてそんな人がどれくらいいるのかと考えたとき、「万人ウケする製品ではないな」と思った次第です。
公式サイトによるとOVOの一般販売は2018年12月ごろだそうです。楽しみですね。
(追記: Amazonでの販売が開始されました。価格が予定より高いですが代わりにアナログ入力機能が残っているそうです。)
↓SwitchとOVOを良い感じに繋げないかな…と思ったらこんな便利ケーブルがありました
これは買って動作確認しなければ…!