2019/06/09
僕のウィンドチャイム探しの旅は終わりました。wararyoです。
僕は2年前くらいからずっと、使えるウィンドチャイムの音を探し続けていました。
しかしこの間あるニュースがMUTANTに流れてきたんです。
日本製ハイレゾ(96kHz/24bit)ウィンドチャイム音源『WIND CHIME PREMIER』がSONICWIREに登場。 – SONICWIREブログ http://blog.sonicwire.com/2018/03/96khz-24bit-wind-chime-premier-sonicwire.html
僕はこれを見た瞬間速攻で購入。
これがいい音源だった…!
今回は僕のウィンドチャイム音源探しの旅を振り返った後、なぜWind Chime Premierが最高なのかを述べます。
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そもそもウィンドチャイムって?
ウィンドチャイムとは、長さの違う金属の管を複数本垂らした楽器です。音階はほぼありません。
ビーターと呼ばれる細い金属棒や手で左右に刺激すると、金属棒は隣の棒と触れ合いながらキラキラした音を奏でます。
オーケストラではもちろん、ポップスにもサビ頭とかによく用いられるポピュラーな打楽器です。
僕のウィンドチャイム音源探しの旅
DTM始めたての頃、BarChimesを試用してやめた
BarChimesとは、物理モデリングによりウィンドチャイムの音を再現する、有料のVSTプラグインです。
公式サイトからデモサウンドが聴けるので聴いてみてください。
…どうですか。
僕は「コレジャナイ…!」と思いました。
キラキラ感が全然ないんですよね。音が暗すぎてポップスとは絶対合わない。
試用版をDLして音をいろいろ加工してみたんですが思い描く音に近い音にはならなかったので、結局BarChimesは購入していません。
Cubaseに一個だけウィンドチャイムの音素材が付属してた
Wind Chime Premierを発見する前まで使ってた方法がこれです。
Cubase付属のサウンドライブラリを見ていると、偶然ウィンドチャイムの音が入っているのを発見しました。
ただし下りだけ。
ピッチを上げたりPingPongDelayと組み合わせたりといろいろこねくりまわすと、なんとか使える音になることを発見しました。
Kontakt Factory Libraryのウィンドチャイムは使えなかった
Kontakt Factory Libraryの”Chimes”という音色(おんしょく)の中にウィンドチャイムが入っていました。
上りと下りの2種類が入っていますがスピードは固定です。
音の粒がぼんやりしていてあまり好みではありませんでした。
Symphony Series – Percussionのウィンドチャイムも使えなかった
NativeInstrumentsのパーカス音源Symphony Series – Percussionにもウィンドチャイムが入っていましたが、Kontakt Factory Libraryのそれよりさらにぼんやりしていて使い物になりませんでした。どのくらいぼんやりしているかというと、上りか下りかわからないほどです。
Wind Chime Premierが神である理由
一つのキーが一つの金属棒に対応している
一番最高なのがココです。
というのも、ほとんどのウィンドチャイム音源/音素材は、あらかじめチャラチャラされた数パターンしか収録されてないんですよね。数パターンあったらまだいい方で、降りるやつ1種類しか無かったりもします。
だから、超ゆっくりチャラチャラしてほしいとか、そういう需要には対応できないんです。
先ほど紹介したBarChimesもそうなんですが、この音源は鍵盤をグリッサンドすることで無限のウィンドチャイムパターンを生み出せます。
途中から上がる、上がって下がる、真ん中までゆっくり上がったあと急速に上がる、途中まで下げたあとまた上げる…こんなことをしたくなるケースは少なくないはずです。
音がポップス向き
高音がキラキラしていて、ポップスの音にも埋もれることなくその華やかな音を発揮してくれます。
BarChimesは物理モデリング音源なせいか、ハイが全然ないんですよね。
高くない
僕が買った時は1,836円でした。
音源にしてはかな〜り良心的な価格です。
Wind Chime Premierの注意点
完全版Kontaktが必要
無料版Kontakt Playerだとダメで、製品版Kontaktが必要です。
Kontaktを持ってない人はKontaktを買う必要があります。単体だと2万円くらいです。
GUIなしバージョンがある
この音源はGUIがない昔のバージョンとGUIがあるバージョン(後ろにGが付く)があるので注意してください。
現状、「キーと金属管1本が対応していて」「ポップスでも使える音である」音源はWind Chime Premier一択となります。
先述の通り、ウィンドチャイムはアニソンやアイドルソングなんかにはめっちゃ頻繁に使われる楽器です。
そのような音を作りたい方はぜひ入手してみてはいかがでしょうか。
コメント
このウィンドチャイム音源、いいですよね、私もこれが一番かなあって思って使ってます。
MD_Jacques 2018-08-30 14:12
コメントありがとうございます。
はい、この記事を書いてしばらく経ちますが僕はもうこれしか使わなくなってしまいました。
wararyo 2018-09-24 18:17