2019/06/09

これ以上音は良くならないと思ってたのに…
wararyoです。
先日Sonarworks Reference 4を購入し、ヘッドホンの補正のみ試した記事を書きました。
その後一度スピーカーの測定にもチャレンジするも失敗、長い間保留としていました。
この記事を公開した後、ありがたいことにコメントで以下のような意見をいただきました。
- 警告を無視して進めちゃっていいと思う
- 苦情覚悟でかなり大きめの音量にしないと測定できなかった
reiraさん、だんさん、Ken Sugarさん、ありがとうございました。
今回はこれらの意見を参考にもう一度測定した結果、かなり満足する結果を得ることが出来たので、その報告です。
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一旦めっちゃ音量上げてみる
かなり大きめにしないと測定できないという意見を参考に、後先のことを考えずとりあえず大音量で試してみました。
すると…
無事に通過できました!
何がうれしいかというと、大音量といいつつ前回失敗したときの音量と大きくは変わらないというところです。
つまり、今までも結構惜しいところを行ってたということですね。
でもやっぱり隣人に迷惑はかけたくないので、結局ギリギリ警告が出る音量にした上で続行することにしました。
最初にスピーカーの距離を測る
周波数特性を測る前に、スピーカー同士の距離、スピーカーとリスナーの距離を測ります。
91cmと表示されました。
実際に測ってみると93cmほど!その精度の高さに驚きです。
リスナーとの距離も測定。
出てきた値は61cm、実際に測ってみると62cmほど。やっぱりすごい精度です。
いざ、測定
測定は、以下の手順を27回繰り返すことで行います。
- 画面で指示された場所へマイクを移動する
- 2秒ほど待機する
20分もあれば終わります。
ピヨピヨ!ピヨピヨ!ム~ン↑ム~ン↑という奇怪な音を聞きながら測定を行います。
隣人に壁ドンされないか、ドキドキです。
無事に測定が完了しました。
はい、周波数特性ドン!
100Hzちょい上くらいがかなり出ていますね。
右チャンネルのほうが低音がでかいみたいです。そうだったのか…
ちなみに使用しているスピーカーはDALI Zensor 1です。(追記:今は生産完了して高くなってるっぽいですね)
使用しているオーディオIFはZOOM UAC-2。
UAC-2は400Hz付近が少し出すぎる傾向にあると聞きましたが、この図に少しだけ表れている…気もします。
良い音だと思ってたのに、さらに良くなった
測定も終わったし、早速試聴してみましょう。
この時の僕はまだ、音が果たしていい方向に変化するのか疑問でした。
というのも、もともと今使っているスピーカーには結構自信があったからです。
DALI Zensor 1はヨドバシカメラで試聴して決めたのですが、同価格・同サイズのスピーカーの中ではひときわ際立った音をしていたんですよね。
今までかなり快適に使ってましたし、正直そこまで大きな変化はないだろうと思っていました。
しかし補正をONにしてみると、そこには確かに、今までより滑らかな音…!
ヘッドホンを補正したときに味わったような感動を再び得ることが出来ました。
その後今まで聴いていた音に戻すと、
DALI Zensor 1はバスレフ特有のボフッとした低音があることが分かりました。
Reference 4のおかげで、今までのリスニング環境の問題点に気づくことが出来ました。
比較音源
ZOOM H1というステレオマイクで、補正前と補正後の音を録音してみました。
曲は自作です。キックをよく聴いてみてください。
↓補正前からの補正後
↓交互に切り替えてみた
これは…正直自分でも驚いています。
補正前はこんなにもバスレフの音がキツかったんですね。
こんなにいい結果が得られるなら早く試せばよかったです。
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ちょうど今サウンドハウス等でセール中みたいですね。