2019/06/09
より洗練されたDAWになった印象です。wararyoです。
このあいだのCubase30周年セールに乗じてCubaseを8.5から10にアップグレードしました。
Cubase 9や10の新機能といえば、64bitオーディオやサンプラートラック、UIの刷新が挙げられがちですが、他にも細かな改善がなされています。そして長らく8.5を使ってきた僕にとっては新機能に匹敵するほど嬉しい内容でした。
今回はそんな小さな、でも嬉しい改善点を紹介します。
Cubase 10の新機能というタイトルですが、9や9.5で行われた変更なども含まれています。
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横スクロールが効く
横スクロールが効きます。
…え?むしろ今まで効かなかったの?
はい、効きませんでした。
もちろんShift + 縦スクロールホイールは使えるし、多くのユーザーはそれで不便していなかったのではないかと考えられます。
でも僕は不便に思っていた。
というのも僕の使っているマウスMX MASTER 2は横スクロール用のホイールを搭載しているんですよね。これからはガシガシ横スクロールできる!
あと、これのせいで足で横スクロールするデバイスの制作が滞ってました。
むしろ今まで効かなかったのがオカシイだろありがとうCubase!
コードトラックの描画が速い
コードトラックの描画が早くなりました。(つか今までが遅すぎた)
Cubase 8.5でコードトラックを表示した状態でスクロールすると、このくらいモタつきます。
CPUはCore i7だしGPUはGTX1070です。
カメラにも動画のエンコードにも何ら異常はありません。これがCubase 8.5の挙動です。
それがCubase 10ではこう!
やったー!
すべてのインストゥルメントにサムネイルが付く
Cubaseには右ペインでインストゥルメントやエフェクトをブラウズできる機能がありますが、
Cubase 8.5でインストゥルメントを表示すると、このようにSteinberg製プラグインしか表示されず、空気と化していました。
それがCubase 10ではこう!
プラグインウィンドウの上に表示されているカメラアイコンをクリックするとサムネイルが撮れます。やったー!
ビデオがQuickTime依存しない
Windows版のQuickTimeは脆弱性を残したままサポートを終了しており、できるだけ使わないようにすることが推奨されています。
にも関わらず、Cubaseのビデオトラックを使うにはQuickTimeのインストールが必要でした。
しかし、Cubase 9からはビデオトラックの使用にQuickTimeが不要となりました!
映像に合わせて音をつけるときにビデオトラックは必須とも言える機能です。めっちゃ助かります。
(おまけ:高DPI対応)
あとWindowsの高DPIに対応したみたいです。
環境設定>全般>高DPIを有効化から有効化する必要があります。
僕の環境では効果はありませんが、見た目が鮮明になって嬉しいユーザーの方も多いのではないでしょうか。
他にも細かい改善がなされ、より洗練されたDAWとなりました。
「Cubase 9や10の新機能に特に魅力を感じないからアップデートしなくていいや」と思っている方もいるかもしれませんが、
試しに体験版をインストールしてみるのも悪くないかと思いました。