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ほぼ全自動で即日入稿ができる「ラクスル」で同人名刺を作ってみました

time 2017/11/03

ほぼ全自動で即日入稿ができる「ラクスル」で同人名刺を作ってみました

思い立ったその場で入稿できたので感動しました。wararyoです。

先日CEDEC+KYUSHUというイベントに行って、主にゲーム開発に関するいくらかの講演を聞いたあと、参加者同士の懇親会に参加しました。

時は遡りCEDEC一週間前の10/20、懇親会では名刺があると何かと役に立つという話を聞き、急いで名刺を作り始めました。

ラクスル」という印刷サービスを使って名刺を印刷してもらったのですが、ラクスルのおかげで、名刺デザインから入稿、発送されて手元に届くまでを一週間という短い期間で成し遂げることができました。

ラクスルを利用する過程で、このサービスがなぜこんなに早く安く印刷して発送できるのか、その秘訣を垣間見た気がしたので、それを記していきます。

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デザインの作成

まずデザインを作成しました。
ラクスルのサイトからブラウザ上でデザインできる機能もありますが、僕はAdobe Illustratorを用いました。

上が本名の名刺で下がハンドルネームの名刺 合計2種類作りました。

しかしこのように自分で枠を作成する必要はありませんでした。というのもラクスルではIllustrator用名刺テンプレートがすでに用意されているからです

このテンプレートをダウンロードし、Illustratorなどのソフトで編集するだけで、名刺のデザインができます。

テンプレートはかなり丁寧な作りです。

「再入稿にならないためのポイント」に従い、文字をアウトライン化しておきましょう。
Ctrl+Aですべてを選択した後に、「書式>アウトラインを作成」です。

リッチブラック

名刺のデザインは何も考えずに行っていいんですが、黒い文字や物体を配置する場合は、
設定次第で黒より黒い黒に設定することが可能です。これをリッチブラックと呼びます。

ラクスルの推奨するリッチブラックはC50 M40 Y40 K100 だそうです。
黒いオブジェクトを選択し、Shiftを押しながら画面左上の色をクリックすると数値入力ができます。
CMYKじゃない場合は色選択ウィンドウ右上の≡アイコンをクリックします。

名刺の注文

早速作ったデザインを入稿したいところですが、その前に名刺を注文し、支払いを行う必要があります。

安い

紙質にもよりますが、一週間後の発送で良いのであれば、100部で463円安い
今回は一週間後に手元に届かないといけないので、発送から到着まで3日かかると踏んで、3営業日後の800円のやつにしました。

今回は名刺を2種類作るんで1600円、送料470円、それに消費税を足して2,236円

しかし会員登録時に500円割引クーポンが届くので、今回はそれを適用して、1,736円で済みました。

データの入稿

データの入稿に関しては、スピードチェック入稿を使いました。
スピードチェック入稿では、入稿データのチェックおよび修正をブラウザ上で自動で行ってくれます。これがすごい

スクショを撮り忘れたので、やり方に関しては公式のガイドでチェックしてください。

印刷用データの入稿方法

ラクスルの推奨するPDF形式に変換してから提出するとなんかテンプレートの認識が一発でできず不安になったので、
僕は.ai形式ファイルをそのままアップロードしました。

データをアップロードするとすぐにプレビューが表示され、同時に警告や自動修正の通知も表示されます。
僕の場合は、
「 解像度の低い画像が含まれているため、仕上がりが粗くなることがあります。」
「 印刷用にカラーを最適化しました。」と出ました。
「解像度の低い画像」とはおそらくドロップシャドウの影部分でしょうか。
「カラーを最適化」があまり覚えがないんですが、RGBのデータがどこかに含まれていたんでしょうか。失礼しました。。。

このスピードチェック入稿には大変驚きました。というのも僕は「印刷業者に頼む」といえば、データをアップロードしてから人の手によってチェックが入り、後日連絡がくるという印象があったからです。
まさか注文したその場で入稿も完了しちゃうとは

後日、名刺が届きました

紙質やPP加工の有無などは標準とまったく同じ設定で注文しました。
紙質は決して高級なものではないようですが、さらさらしてて十分満足のいく紙質に感じました。

ただし、印刷の質に少々不満がありました。
後ろのストライプ模様の印刷がノイズが混じったように若干ザラザラしています。
ドロップシャドウの質も少々悪いです。写真では伝わりにくいですが、影の部分と白い部分の境界が見えます。これはあまり好ましくないことです。

名刺ケースは安くてかわいかったこれを買ってみました。

どうやらOEM品のようです。
加工が甘い、開閉音が安っぽいということもなく、適度な重量感としっとりした質感があり良い名刺ケースでした。


ただし幅が余裕がなく、名刺を入れる時にすんなり入ってくれません。


以上、安くて早く印刷物が作れる「ラクスル」で名刺を作ってみたレポでした。
今回このサービスを利用してみて、総じて満足しています
印刷の質にちょっと難ありと言いましたが紙質や印刷手法の特性上仕方ないことかもしれませんし、
なによりこれだけ気軽に、部屋から一歩も出ることなく、一瞬で名刺が発注できるのはやばいです。次世代の印刷屋さんを見た気がしました。

このサービスがなぜこんなに早く安く印刷して発送できるのか、その答えは、
極力人の手を介さずに発注、入稿が行えるように整備されつくしたシステムだと思いました。

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